長期間の支払いになる「住宅ローン」は計画的に組もう
人生での最大の出費になる
人生で家を何度も購入する人は、不動産投資家でもない限りほとんどいないといってよいでしょう。家を購入することは一大決心になるのです。さらに、自己資金で何千万円もする新築注文住宅を購入できる人はほとんどいません。それゆえ、銀行の住宅ローンを使うことになるのです。住宅ローンのメリットは金利が低く設定されているということです。ほとんどの大手銀行では金利が1パーセント台になります。借りやすく設定されているのはよいのですが、借りすぎは禁物です。自分が返せる範囲で借りることが鉄則になります。住宅ローンは何十年にもわたって返済することになりますので、自分の収入の「40パーセント以内」の返済金額になるように設定することが望ましいといわれています。
金利は低めで借り入れは長期で
金利が低ければ返済金額もそれ相応に低くなるものです。さらに毎月の返済額を低くしたいのであれば、出来るだけ長期で借りることが大切です。20年ローンよりも30年ローンのほうが、その分長く返済しなければならなくなるというデメリットはあります。しかし、返済金額が低くなるために、生活にゆとりが生まれます。ただしそのゆとりで出来た現金をなるべく使わずに、貯金や投資に回しておくほうがベストです。いざという時のためには貯金が必要です。リストラや突然の病気やけがで働けなくなった時のためにも、1年くらいは、働かなくても食べていける金額を貯金しておくほうが安心して暮らしていけます。住宅ローンを借りたのであれば、常にキャッシュにゆとりを持たせておくようにしましょう。
3000万円の家とは、家の市場価格や販売価格が3千万円であることを意味します。3000万の家は各地域や不動産状況、土地価格、建物の質や年数、近隣環境などの要因によって価格は変動します。